プラーク付着実験
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やみくもに歯を磨くと歯肉の磨り減り(退縮)、歯の磨り減り(楔状欠損)、歯肉の肥厚(フェスツーン)、歯面の引っかき傷、歯と歯の間(歯間部)の磨き残しなどが起こります。歯磨きの副作用と言うべきものです。
歯肉はデリケートな組織です。力任せに磨くと傷をつけてしまいます。
ごしごし磨くと歯肉がその刺激に負けまいとして分厚くなりタコ(フェスツーン)が出来ます。
歯ブラシが開くほどごしごし力を入れて磨くと歯肉は磨り減ってきます、やさしく力を抜いて磨けるといいと考えています。
ゴシゴシ磨いて歯肉が磨り減り歯根が露出すると歯根は象牙質で出来ているため歯磨剤含まれる研磨剤で楔状に歯根が磨り減ってきます、このような状態を楔状欠損と言って象牙質知覚過敏症を引き起こします。
歯磨き剤を使ってゴシゴシ歯を磨くと歯肉が退縮(磨り減って)歯根が露出して きますそうすると歯ブラシが触ったり冷たいものを含むと鋭い痛み(歯のしみ)を感じます。 これを(象牙質)知覚過敏(症)と言います。 歯磨剤(歯磨き剤) をやめれば2・3ヶ月もすると自然に治ってきます。 我々は歯を磨くときは歯磨 き剤を使わないようにお勧めしています。 >>>お勧めはノンペースト・ノンウオーター
毛先磨きとは歯の表面(歯面)に直角の方向からナイロン毛を当ててその弾力の範囲で(歯磨き圧は100gくらい)磨く方法です。つまり歯面に直角に毛先を当ててこすった時最も早く、確実にプラークを落せるので我々の医院ではこの磨き方をお勧めしております。歯面は曲面の立体ですから、刻々と毛先の方向を変えながら歯面に直角に当て続けて磨いていきます。 歯の大きさや歯並びは人それぞれなので、その方に合った磨き方で歯ブラシの毛先を歯の面にあてて磨く必要があります。毛先が当たらなければ決してプラークは落ちません。
毛先磨きの動画はこちらになります。
歯並びがあまりよくない場合の磨き方
我々の所では 歯磨き剤を使わないようにしてもらっています、理由は…
もし歯磨剤でプラークが落ちるのであれば、使っておられるかたはむし歯、歯周病にはならないことになりますが、むし歯、歯周病の人はたくさんいます。
これは磨けた気がするような香料などを入れているから磨けていなくても磨けた気がするのです。磨けていないのは困ります。
弘法筆を選ばずとはいいますが、歯ブラシは是非磨きやすいものを選んでください、というのはどうせ磨くなら、磨きやすいのを使ったほうが簡単にプラークを落とせるからです。毎日のことですから何もわざわざ使いにくい歯ブラシを使って、苦労して歯を磨く必要はありません。ただ歯磨きが下手では磨きやすい歯ブラシも宝の持ち腐れです、是非とも歯磨き練習をして、磨こうと思えば隅々まで磨く技術を習得してください。お勧めの歯ブラシは、大人用にはGC社のプロスペック・ヤング 子供用には歯磨き練習の初めはプロスペックチャイルドをお勧めします、そして上達するに従い替えていきます。
歯の健康に関心ある人が増えたため、電動歯ブラシのCMもよく見ますが隅々まで磨くのはむしろむずかしいと考えています。
普通の手で磨く歯ブラシのほうが隅々まで磨きこなせます、磨けたかどうかは赤染め液で確認染めをしてみましょう。