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- 感染根管治療(歯根の治療)
マイクロスコープを使用して治療をおこないます
山田歯科医院では、歯科用顕微鏡の「マイクロスコープ」を導入しております。歯の神経が通っている「根管」は非常に複雑な構造をしているため、感染部分を完全に取り除くことができず再治療を繰り返してしまう例も少なくありません。
マイクロスコープは肉眼の3倍〜30倍もの拡大視野を誇り、目では見えない細かな部分までしっかりと確認できます。これにより、再発リスクを軽減しながらより安心で安全な治療をご提供可能です。
むし歯が進行すると必要になる「感染根管治療」
むし歯によって歯髄が感染壊死したり、不十分な根管充填によって根管内が感染している状態を「感染根管」といいます。ひどくなると歯根に膿の袋ができたり、歯茎にできもののような膿の出口(フィステル)ができたりする場合もあります。
感染根管の治療では、まず根管内を洗浄・消毒してから薬剤を充填します。また、過去の根管充填が不十分な場合は、一度根管充填剤を除去してから治療をおこなう必要があります。
歯根嚢胞
歯の根っこの先端にできる炎症性の嚢胞(のう胞)のことで、根管充填が不十分だった場合にできることがあります。
よほど大きな嚢胞でない限り、根管治療をやり直し、正確な根管充填を施せば治療できます。もし治らない場合も、嚢胞を摘出してから正確に根管充填すれば問題ありません。
症例1
※表は左右にスクロールして確認することができます。
根管充填後の確認 |
予後の確認 |
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術中レントゲン (歯根長の測定) |
術中レントゲン (根長の測定及び根充剤除去の確認) |
術後レントゲン 根管充填剤が根尖(根っこの先端)まできっちりと充填されています。 |
術後1年3ヵ月後、根尖病巣がほぼ治癒しました。 |
このケースは感染根管治療です。 歯肉の内側にできものがあり、膿がでているとのことで来院されました。
症例2
※表は左右にスクロールして確認することができます。
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6月3日 治療前 婁孔からゾンデ(ガタパーチャポイント)を挿入して、歯根嚢胞と交通しているのを確認しました。 |
6月3日 詰め物(インレー)をはずして根っこの長さ(根管長)の測定と、根管形成(根管-神経が入っていた管-を根管充填しやすい形に整えること)をおこないました。 |
6月9日 根管充填後の確認 根管充填剤が根尖(根っこの先端)まできっちりと充填されています。 |
11月18日(根管充填後約5ヶ月) 予後の確認。歯根嚢胞(膿の袋)が縮小してきています。 |
歯根嚢胞の陰影がすべて骨に置き換わるには、1年くらいかかると考えられています。この段階では治療終了(根管充填)後約5ヵ月なので、まだ化骨化が十分ではありません。
症例3
※表は左右にスクロールして確認することができます。
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根っこの治療(根管治療)前 |
冠をはずし土台(コア)を取り除いて根っこの長さを測定します。 |
根管のお掃除(根管形成)ができたことの確認。 |
※表は左右にスクロールして確認することができます。
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根管充填 根管充填剤が根尖(根っこの先端)まできっちりと充填されています。 |
根管充填直後 |
根管充填後約7ヶ月後 歯根嚢胞が治癒しています。 |
歯根端切除術
※表は左右にスクロールして確認することができます。
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大きな歯根嚢胞があります。 通法どおり冠を撤去して、ポストコア(土台)を抜いた後に根管充填剤を除去し、根管治療を始めました。 |
根管長を測定し、根管形成をします。(根管長測定のためのレントゲン) |
水酸化カルシュウムを貼薬しましたが、排膿してきました。 |
口蓋側にフィステルもできてきました。このような場合は、歯根端切除術の適応となります。 |
※表は左右にスクロールして確認することができます。
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歯根嚢胞を摘出し、歯根端切除をして根管充填をした後のレントゲン。 |
フィステル(歯根の先端に膿がたまることで生じるできもの)が消失しました。 |
術前 |
歯根端切除約半年後。 化骨化がほぼ終了しています。 |
フィステル
フィステルとは、歯根の先端に溜まった膿が排出路を求めて、歯槽骨、歯肉を突き破ってでてきた出口のことです。
内容物が溜まってくると膨らみ、やがてつぶれて膿が出ると(自壊排膿)小さくなります。すると穴がふさがり、また溜まりはじめて膨れ、そしてつぶれる……を繰り返します。こうした症状も根管治療をやり直し、正確に根管充填すればほとんど治ります。
※表は左右にスクロールして確認することができます。
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治療前 |
根管治療をして治った状態 |
治療前 |
※表は左右にスクロールして確認することができます。
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治療中 |
根充直後 |
治療後 |
お悩み事があればお気軽に相談しに来てください
山田歯科医院では、患者さんとのコミュニケーションをなによりも大切にしております。患者さんの目線に立ち、一人ひとりじっくり時間をかけてお話をうかがいます。歯や歯茎の症状はもちろんのこと、治療に関する不安や疑問がございましたらなんでも気軽にご相談ください。
世間話も交えながら、友人のように気兼ねなく相談できる存在になれればと考えておりますので、どうぞリラックスした気持ちでお越しください。